2011年3月の東日本大震災の津波でかぎしっぽさんは、当時飼っていた10匹のネコを失いました。
そんなかぎしっぽさんの羊毛フェルトとの出会いは、被災者を支援するNPOで仕事を始めたことがきっかけでした。
職場の仲間に羊毛フェルトを教えてもらうと、その楽しさにすぐに夢中になりました。

(かぎしっぽさん)
「面白そうと思って、もともと作るのは好きだったので針を刺しているときの音が好きでサクサクサクわーたまんねーと思って 笑」

震災から13年半ー。
かぎしっぽさんは復興住宅で夫とネコ2匹と暮らしています。


盛岡の保護猫の施設から引き取ったはちわれの雫と黒ネコのコージ君の2匹は仮設住宅で暮らしていた頃らの家族です。

(かぎしっぽさん)
「震災前も猫がいて、当たり前に猫がいて、悪さしたらこらーって怒って、ごはんになったらはいはいはいってやって、猫が猫じゃらしで遊んでる音を聞くだけで嬉しかったね」

作品をつくり続けて13年余り。


今では県内で開かれるクラフト市などにも羊毛フェルトを出品しています。