「親ガチャ」発言の真意は?“解雇規制”や教育無償化も意識

星浩さん:
自民党の中の論争で、河野さん、小泉さんから解雇規制の緩和、自由化といった要するに「解雇しやすくする」という議論が出て、それを改革と称しているわけですが、どういう印象ですか。
野田佳彦 新代表:
解雇規制と労働市場の流動化というのは、今、相関性がないと言われているときに、なぜ思いついたように、上から目線で人の首を切る、働いている人たちの人生を大きく狂わせるようなことを平気で言うんだというのが、私の思いです。
彼らはどちらも親のお金で海外留学し、そして親から引き継いだ地盤で、自分は絶対に落ちることのない政治家でしょう。その人たちに言って欲しくないなと、強く反発します。

小川キャスター:
野田さんの演説の中で「誇りを持って堂々と子供の育ちや学びを支える社会を作る、親ガチャなどという言葉を死後にする」と、「親ガチャ」という言葉もありましたが、繋がることでしょうか。
野田佳彦 新代表:
政治的に彼らは、親ガチャに当たっちゃった人たちでしょう。それはやっぱりおかしいと思いますね。
小川キャスター:
親ガチャという言葉を使う真意はどういったことでしょうか?
野田佳彦 新代表:
子供は親を選べない、その不運とか不遇を嘆いた言葉が「親ガチャに外れた」ということじゃないですか?
それはこの時代に貧富の差によって、家庭環境によって学べるチャンスをつかめる人と、つかめない人がいるというのは、これは明らかに教育は機会均等の国を目指してきた国なのに、深く反省しなければいけないことだと思います。だから、これを死後にするために、教育の無償化をやっていこうという趣旨でお話をさせていただきました。
星浩さん:
「イコールフッティング」という言葉があります。スタートを一緒にするために、政府や行政が支援するということですが、その場合、財源が必要になります。財源は具体的に心当たりはありますか。

野田佳彦 新代表:
教育の無償化については既存の予算の見直しの中で、例えば使われすぎている、つけすぎてる予算もありますね。それに比べると、教育に対する予算は、世界の中で113位ぐらいですので、その上では教育にもっと充当するというやり方によって、無償化っていうのは着実に進めていくことはできるというふうに思います。

















