自民党総裁選での“政治改革”議論に「今頃何言ってんだ」

藤森祥平キャスター:
野田さんが新代表に選ばれたことで、政権交代の実現度が高まったと思うか、NEWS DIGで聞いたところ、午後10時45分時点で▼「高まった」が10.8%、▼「変わらない」が47.4%となっています。あくまで番組が行ったアンケート結果ですが、どう感じますか?
立憲民主党 野田佳彦 新代表:
高まったという人も半分近くの40%ほどですから、「変わらない」に比べると少し足りませんが、頑張ってもっと黄色(高まった)が増えていくようにいきたいと思います。1日1日、数字を増やしていきたいと思います。
小川彩佳キャスター:
野田さんは政権交代を実現させると力強く訴えていますが、自民党の総裁選で9人の候補が交わしている議論をどう見ていますか。

野田佳彦 新代表:
率直に言うと、「今頃言うなよ」という。例えば政治改革などは、裏金問題に対して明確なことを皆さん言わないで、あのザル法にみんなが賛成したじゃないですか。「今頃何言ってんだ」という気がしますが、まず何よりも、どのようなことが起こっていたのか再調査をしようという人が1人もいないです。極めて何となく“臭いものにはふたをしよう”という意図を感じざるを得ない。
だからこそ、表紙が変わっても疑似政権交代で、私は政治を変えることができないと思いますので、本当の政権交代を起こして、あのような(裏金)問題の解明をするし、そのための有効な処方箋を作っていきたいと思います。
ジャーナリスト 星浩さん:
高市さんと石破さんは以前、非自民勢力で野田さんと一緒に行動していた時もありますが、高市さんと石破さんに対してはどんな印象を持っていますか。
野田佳彦 新代表:
どちらもしっかりとした論客だと思います。もし、どちらかが総理になっても堂々と、良い論戦ができるのではないかなと思います。
どちらも素晴らしいリーダーになるのではないかと思いますけれども、負けるわけにはいかないと思います。