台風14号は進路を東へ 梅雨前線と一体化して日本海へ

台風14号は大陸方面へと進みましたが、その後大きく向きを変えて東寄りへと進んでいます。21日朝には、黄海を東寄りに進んでいます。上空の西風にのってこのまま東寄りへと進む見込みです。

台風14号は21日には温帯低気圧へと変わる見込みです。その後も東寄りへと進んで山陰沖へと進んでいくでしょう。ではその先の進路について、海外予報機関の進路予想なども参考に見ていきましょう。
気象庁(JMA)


予想天気図をみると台風14号は秋雨前線と一体化して温帯低気圧となったあと、日本海を東へと進みます。

前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが強まり、前線付近では大雨となる恐れがあります。
アメリカ海軍(JTWC)

アメリカ海洋大気庁(NOAA)
台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)

アメリカ海洋大気庁やヨーロッパ中期予報センターの予報を見ても、台風14号は朝鮮半島から山陰沖の日本海を東へと進み、北日本を通って太平洋へと抜ける可能性が高くなっています。