命を張って味方を守り、未来を切り開く、殿(しんがり)の覚悟が求められています

最後に、総理を目指す私の、殿(しんがり)の覚悟について。

今日本は人口減少、そして少子高齢化に代表される難問に直面しています。

でも、困難は始まったばかり、真の危機は、団塊ジュニアの世代が65歳を迎える2040年以降に訪れます。

労働人口が激減し、経済の急激な減少も見通される。あるいは社会保障制度も行き詰まるかもしれない。こうした厳しい状況がございます。

今こそ、危機克服のための革新に向けて、舵を切らねばなりません。

厳しい現実、その先をありのままに国民の皆様にお伝えをし、そしてご理解とご協力を求める。

そして、それには、退却戦という最も厳しい戦いにおいて、命を張って味方を守り、未来を切り開く、殿(しんがり)の覚悟が求められています。

私は法務大臣として、また、外務大臣として、戦禍のウクライナ、中東を訪問し、そして厳しい決断をしてまいりました。