自民党総裁選の共同記者会見が行われ、9人の候補がそれぞれ力を入れる政策について訴えました。
ネットの誹謗中傷・増税など議論 27日に投開票
自民党総裁選の9人の候補による共同記者会見が行われました。

小泉進次郎 元環境大臣(43)
「SNS、ネット社会、誹謗中傷対策は、私は今の痛みだと思います。私自身、誹謗中傷をよくされますけども、これは有名人だとか著名人だとか政治家だとか関係ありません。プラットフォーム事業者に対する更なる取り組みを求めることも含めて、今の痛みに対応しなければいけない」
ネットの誹謗中傷対策に力を入れるという小泉氏。他の候補もそれぞれ力を入れる政策を訴えました。

加藤勝信 元官房長官(68)
「今の出生数の現状、これを危機的な状況と捉えて、給食費・出産費用・子どもの医療費、この3つの費用の負担のゼロを目指してまいります」
上川陽子 外務大臣(71)
「11月にはアメリカの大統領選で誕生する次期大統領とも、しっかりと関係を築いてまいります」
「岸田政権3年間の政策を継承するのか」を問われた官房長官の林氏は…
林芳正 官房長官(63)
「ずっと目指していた実質賃金のプラス、直近の数字でボーナスの数字も入っているが、やっとプラスになりました。これを確かなものにしていく」
一方、幹事長の茂木氏。岸田政権が掲げた防衛増税などを見直すという考えについて…

茂木敏充 幹事長(68)
「物価高が続いて国民の間にまた負担増があるのではないか、こういう不安が広がっていることも私は事実だと思う。決めたから変えないではなく、国民にとって何がベストか追求していきたいと思っております」
増税については高市氏も…

高市早苗 経済安保担当大臣(63)
「戦略的な財政出動をすることで雇用と所得が増える、そして消費マインドも改善していく。各種の税率を上げずとも税収が増える形を作っていく」
小林氏はエネルギー政策の転換を訴えます。
小林鷹之 前経済安保担当大臣(49)
「エネルギーは、今の再エネにある意味偏りすぎている。現行のエネルギー基本計画は早急かつ抜本的に見直します」