「防災省」の創設で意見分かれる
政府の防災対応強化のための「防災省」の創設については、意見が分かれました。創設に慎重だったのが、2016年の熊本地震の時に防災担当大臣だった河野氏です。

河野太郎 デジタル大臣(61)
「やっぱり各省と人間関係があることが非常に大事。内閣府防災に人をだしてもらって、その人たちが戻れば、それぞれの役所に、それぞれの自治体にわかっている人間がいる。災害が起きたときに自分たちでどう復旧するのか、自分事として地域が災害を捉えることができるか。その涵養が非常に大事」
防災の司令塔役を担う内閣府の下で各省庁が対応すればよいという河野氏に対し、石破氏は…

石破茂 元幹事長(67)
「世界一と言ってもいい災害大国で専門の省庁がないことの方がよほど異常だ。河野候補が言ったように国交省から2年来ちゃ帰り、防衛省から2年来ちゃ帰り、それで本当にどうして知識と経験が蓄積できるのか」
河野氏の考えに異論を唱え、防災の専門省庁の必要性を訴えました。
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