伝統的な福岡の朝食文化にも地震の影響が

能登半島地震は福岡の食卓にも影響を及ぼすかもしれません。

博多の朝ご飯に欠かせない「おきうと」。

原材料の海藻「エゴノリ」は、かつては福岡で採れていましたが、今は東北や能登のものを使っています。中でも、能登の海女が採ったものが一番品質が良い、ということです。

林正之おきゅうと店 西村守也さん
「能登のエゴノリがないと、うちの商品にはなりませんね。海女さんたちが全く漁に出られないということも最近連絡が入りましたし、何らかの形で今がこういう状況だともっと知っていただきたい」

輪島では、エゴノリを乾燥させていた場所に仮設住宅が設置されています。それに加えて、海底に堆積する泥の問題もあります。

輪島の海女漁保存振興会 門木奈津希 会長
「海が死にそう。窒息したみたいになって、海藻もだめになるだろうし、いなくなる」

笹原麻紀さん「泥をかぶって、海藻がもう死んでいく」