RKB吉松真希「こちらは輸血用の血液の保管室です。新型コロナの流行前までは、この大型冷蔵庫は血液の在庫で一杯だったということですが、現在は隙間が目立ちます」

◆九州・沖縄地区で約2200人分不足

福岡県赤十字血液センターによると、8月29日時点で、九州・沖縄地区では約2200人分の血液が不足しています。このまま血液の不足が長期化した場合、できるはずの手術ができなくなる可能性もあると、医師は懸念しています。

◆献血への協力を呼びかけ

福岡赤十字病院血液・腫瘍内科 谷本一樹部長「手術の時は当然、血液をあらかじめ準備する。出血とか想定される手術が一杯あります。血液を確保できないとなると手術ができない、そうなるとやっぱり治療ができない。治療を受けている方は、献血者の血液製剤は命の源といいますか、本当にもうこれがなければ生きていられないという状況になっておりますので、輸血された患者さんも本当に感謝の念をもって、みなさまからの輸血製剤を投与されている」

医療の進歩だけでは救えない命を守るため、福岡県赤十字血液センターは、献血への積極的な協力を呼びかけています。


【献血への感謝のメッセージ】