出雲平野や安来市、弓ヶ浜半島、米子市街地、湯梨浜町、鳥取市街地周辺などは地盤が軟弱であるため、揺れの増大や液状化などの被害が出やすいと考えられています。

また、南海トラフ地震だけでなく、山陰地方で発生し得る内陸型地震にも気を配る必要があるとして、注意を呼び掛けています。
島根大学総合理工学部 向吉秀樹 准教授
「南海トラフ地震が発生する大体50年ぐらい前から内陸型地震の発生がしやすくなるというのが言われていまして、今ちょうどその時期に入っています。今後30年以内にマグニチュード6.8以上の地震の発生する確率というのが、この山陰地方では非常に高くなっていて40%というふうに言われています。ですので、南海地震に関係なく注意をする必要がある考えられます」
そこで、大切になってくるのが日頃の備え。防災リュックなどを準備している方も多いと思いますが、購入してそのままになっている、というケースも少なくありません。