学識者「舳倉島近海断層帯、本当に外してよいのか」
一方、委員からはこんな指摘も。
金沢大学・青木賢人准教授
「19番の舳倉島近海断層帯は沿岸から遠く、他の断層の影響のほうが大きく対象外ということだが、定住人口がないとはいえ、夏季には海女がいることや、舳倉島の港湾施設などへの被害を考えると、本当に外してよいのか」
飯田重則危機管理監
「より大きい影響が出るほうを被害想定として断層帯を選んでそれで計算する。最大の被害が出る想定を出して県民・市民に防災意識を高めてもらって対策をしてもらう」

今後は地震学の専門家が中心となって断層ごとに揺れの強さなどを計算し、県は2025年1月をめどに人口や住宅の耐震化などの社会条件を踏まえた被害想定をまとめることにしています。