廃棄された電子機器を素材にアート作品を制作している、長坂真護(ながさか・まご)さんの個展が来月から福井県で開かれるのを前に、長坂さんが見どころを説明しました。

壁面に大胆に描かれる文字や国旗。アフリカのスラム街にある、駄菓子屋をモチーフにした作品です。手がけるのは福井県出身の長坂真護さん。2017年、ガーナで廃棄された電子機器を燃やして生計を立てる人々と出会い、廃棄物を素材としたアート作品のきっかけとなりました。また作品の売上金で現地にリサイクル工場を建設するなど、アートと社会貢献にも取り組んでいます。

今回開かれる個展では、長坂さんの幼少期のスケッチから廃棄物を使った新作まで、100点以上が展示されます。

長坂真護さん
「僕たちが主観としている固定概念をマルチプル(多重構造)にしていくとか、いろんな実験をやろうとしているような展示です」

長坂真護さんの個展は来月18日から12月14日まで、福井県坂井市の「金津創作の森美術館」で開かれます。