実は、富山県は日本一の木製バットの産地で、プロ野球選手の使用している木製バットの4割を生産しています。

富山県南砺市にあるバット工場

長嶋茂雄さんや掛布雅之さんなど往年の名選手のほか、現役では巨人の岡本和真選手、ソフトバンクの柳田悠岐選手。さらに大リーガーでは、あの大谷翔平選手、鈴木誠也選手も日本でプレーしていた時代には富山県で作られた木製バットを使用していました。

こうしたことから「富山県では小さいころから木製バットに親しみがある」と南砺バットミュージアムの嶋信一館長は話します。

南砺バットミュージアム嶋館長

南砺バットミュージアム嶋信一館長:「富山はバット工場が近くにあるので木製バットが手に入りやすい。昔から県内の高校生が買いに来ることがあったけど、低反発バットになってからさらに増えました。プロを目指す子供たちは早くから木製バットで練習しています」