堅守が光った京都国際高校の初優勝で熱戦の幕を閉じた今年の夏の甲子園。今大会は、本塁打が全7本と金属バットが導入後最少になりました。今後、高校野球は変わっていくのでしょうか。富山県野球協議会強化普及振興部の委員長を務める伊東与二さんは、富山のような野球後進県でも優勝のチャンスが出てきたと歓迎します。

熱戦が続いた夏の甲子園。

第一号本塁打が飛び出したのは、大会6日目富山商業と東海大相模との一戦でした。

大会6日目での第一号は、金属バットが導入された1974年以降最も遅く、全7本も春のセンバツ大会に続いて過去最少の記録です。

今大会について、富山県野球協議会強化・普及振興部委員長の伊東与二さん(70)は、「木製バット時代」の高校野球に戻ってきたといいます。

伊東与二さん:「勝ち残ったチームは守備力が抜群に良い。守備力が今年の甲子園の勝敗を大きく分けていますよね。初歩的なミスをするチームは勝てません。点の取り合いをするようなチームはもう勝てません」

富山県野球協議会 強化・普及振興部 伊東与二委員長