福岡県古賀市では、公立小中学校の夏休みを25日間に短縮する試みを行っています。主な狙いは、教員や児童に疲れが出始める「6時間目の授業」の削減。水泳授業の外部委託なども導入していて、“教育の充実”と“教員の働き方改革”を両面で進めています。
夏休みを短縮 そのワケは「6時間目授業の削減」
福岡市からほど近い福岡県古賀市の小学校。7月25日に夏休み前最後の登校の日を迎えました。

古賀市の夏休みは8月19日までの25日間。7月20日から8月26日までの38日間の福岡市と比べると13日間、短くなっています。子どもたちは…
6年生
「(夏休みは)長い方がいいと思う。夏休みはみんなが楽しみにしているから、長くして楽しい時間を作りたい。いろんな場所に行って、ゆっくり過ごしたい」
6年生
「友達と会えることが多くなるから(夏休み短縮が)いいと思います。友達といた方が楽しいから」
なぜ、夏休みを短くしたのでしょうか?

古賀市立千鳥小学校 松本剛 校長
「子どもたちが6時間目の授業というと、だんだん集中力を欠いていくので、1日の授業時間を短くすることで、子どもたちの集中力が高い間に授業をしていくことが大きな狙いになっています」
古賀市は教員や子どもに疲れが出始める6時間目を減らして、削った授業数を夏休みなどで補う試みをスタート。

9年前は、39日間あった夏休みを25日間まで短くするなどした結果、6時間目がある日は週4日から1日に減りました。
古賀市立千鳥小学校 松本剛 校長
「教員は子どもが帰る時間が早いので、そのあと次の授業の準備、あるいは気になるお子さんとか、生徒指導上、話がしたいというお子さんと話をする時間がとれます」














