夏休み中、子どもの預け先は?学童保育の待機児童数は過去最多
藤森キャスター:
普段の授業を減らし、夏休み短縮をすることで教員に余裕が生まれるのではないかという考え、いかがですか?
伊沢拓司さん
余裕が生まれるのはいいことですが、そもそも教員の多忙化が叫ばれて久しいので、まずは休みが必要なのかと思います。
休みの中で、授業の準備や様々なものを吸収するというのが大事なことかなと思います。
藤森キャスター:
「家庭の負担が減る」という考えもあります。核家族化や共働き世帯の増加で、夏休み中の子どもの預け先などは難しい問題です。

伊沢拓司さん:
「学童に行く」という選択肢をとるにしても、学童の充実具合は自治体によって本当に違いますし、学童の待機児童数が過去最多というデータもあります。
学童以外に放課後の過ごす場所を用意しているところもありますが、NPO法人が運営したりして、差が大きく出てしまっています。
家庭にばら撒くより、自治体がそうしたことに投資する方が、いろいろなセクターに影響があるのではないでしょうか。
夏休みひとつ取っても、子どもを取り巻くこれだけ多くの課題があります。お金の使い方も含め、包括的に解決していくことが大事になると思います。
藤森キャスター:
家族環境や働き方、夏の暑さも変わってきていて、当たり前が当たり前ではなくなっています。スタンダードの見直しは大事な点かもしれません。














