“懐かしくて突っ込み要素満載”が流行中
そして2024年は、CM業界にある流行が来ているといいます。
月刊『宣伝会議』谷口編集長:
「最近“ノスタルジー広告”というか、みんなが昔見ていた懐かしいものを、上手く広告に取り込んだものが増えている」
例えば、ロングヒットのお菓子「ドンタコス」。2024年に発売30周年を記念してリニューアルしましたが、CMは…
ドンタコスったらドンタコス♪
ドンタコスったらドンタコス♪
懐かしい当時の映像をそのまま使い、ナレーションと商品を差し替えています。
また31年前に発売された「Jリーグカレー」も、5月に復刻版が作られ懐かしいCMが復活。少年まさお君が、カレーを食べてラモス瑠さんに変身するという当時のCMと同じ作りで、今回もラモスさんはもちろん、子役だったまさお君も父親役として出演しています。
月刊『宣伝会議』谷口編集長:
「昔見ていた人は懐かしいし、若い人たちに突っ込まれる要素もあったりするので話題化しやすいというのが、1つメリットとしてある」
さらに昔を再現するだけでなく、今は亡き昭和のスターを起用することも。
シャープ「AQUOS R9」のCMでは、スマホを手にした松田優作さんが「本当のことが言える奴、減ってない?お前だよ」と熱いメッセージ。
シャープ営業統括部 林孝之マーケティング部長:
「松田優作さん。スマートフォン、携帯のない時代に生きられた方が、
この時代に一体何て言うだろうか、ワクワクするよねということで起用させていただいた」

松田さんの顔は最先端のCGを使って制作。体は実際のモデルで撮影して合成。細かい手の動きなどは、妻の松田美由紀さんがチェックしたと言います。
さらに松田優作さんを知らない世代に向けては、渋谷駅に大規模な広告を展開。


クールなイメージとは一転し、POPなイラストで、トイレ中にスマホで通話をする松田さんまで登場!このインパクトのある看板ももちろん、妻・美由紀さん了承済みです。