お盆休みのお出かけは「非常に難しい判断」 海水浴場では“津波フラッグ”に注意
お盆休みの外出は控えるべきでしょうか。最終的には個々の判断に委ねられますが、西村教授は「非常に難しい判断」としたうえで、「私は行動を変えるということは積極的にはしません」という見解を述べられました。
統計学的に言えば、今回と同じような条件で1週間以内にM8クラスの地震が発生するのは数百回に1回ということです。一方で、もともと南海トラフ地震の発生確率は「30年以内に70~80%」と言われています。
また、海水浴場の閉鎖について西村教授は「自治体ごとの判断で、地域の実情を尊重する」としています。地理的条件や避難所の有無など地域差があるため、自治体によりけり。ただ、出かけるときは、行き先の防災情報や避難情報を確認してください。
そして、海水浴をするにあたっては、覚えておきたい「旗」があります。ライフセーバーが白と赤の“津波フラッグ”を出した場合、ただちに高い場所に避難してください。津波注意報などが発表されている合図です。