アフリカで急拡大している、より重症化しやすいエムポックスウイルスについて、日本国内で初めて感染者が確認されました。

エムポックスは、かつて「サル痘」と呼ばれた感染症で、アフリカでは、より重症化しやすいタイプの「クレード1」の感染が広がっています。

厚生労働省によりますと、アフリカに渡航歴のある20代の女性が発疹や発熱などの症状で今月12日に医療機関を受診したところ、エムポックスの「クレード1」の感染が確認されたということです。

「クレード1」の感染者は、国内では初めてです。

女性(20代)はアフリカで感染したとみられ、容体は安定しているということです。

エムポックスは1週間から2週間の潜伏期間の後、発疹や発熱などの症状が現れるとされています。