こんな家に生まれたかった「おいハンサム‼2」
影山 「おいハンサム‼2」(東海テレビ)、どうですか。
倉田 シーズン1のときから大好きな作品です。吉田鋼太郎さん演じるお父さんが、頑固おやじみたいなところがありつつ、すごく物わかりがいい。娘たちとの距離感がよくて、娘のことは当然気になって、干渉したいけれど干渉し過ぎない。実はすごく現代的なお父さんなんです。娘たちに「お父さん、ああだ、こうだ」と突っ込まれて、こういう家の子どもに生まれたかったなみたいな、ほのぼのした気持ちになる作品です。
田幸 吉田さんが昭和のおやじかと思いきや、実は登場人物の中で一番デリカシーがあるんですよね。
影山 そうですね。デリカシー。
田幸 毎回ちょっと感心させられたり、グッときたりする。そのバランスのよさが抜群だと思います。
影山 やっぱり吉田さんが娘たちとMEGUMIさん演じる奥さんを心の底から愛しているし、娘たちも父親を愛していますよね。ちょっと疎ましく思ったりもしますけども、何かあったらちゃんと実家に帰ってくる。お父さんの言うことを聞かないようでいて、よく聞くし。お母さんがちょっと熱を出したら、お父さんはアタフタしてめっちゃ心配して、会社からもはよ帰ってくるし。
あとは、小ネタをまぶしているところがうまい。何気ないところですが、MEGUMIさんがポロッと「自分へのご褒美って嫌いなのよね」と言うんです。自分へのご褒美と言う人が苦手だったので「よくぞ言ってくれた」と。そういうしょうもない小さいところがツボだったりして、最高でしたね。














