安倍元首相が銃弾に倒れて1か月あまり。事件の背景に、母親が世界平和統一家庭連合=旧統一教会に多額の献金をし生活が困窮したことに対する、山上徹也容疑者の恨みが浮かび上がっています。事件を受け、仙台の元信者が多額の献金被害の実態を証言しました。
■なぜ私は「旧統一教会」に入信したのか
Aさん:
「がらがらとマインドコントロールが解けた。一瞬、私は何をしていたんだろうと。知らないうちに変えられていた」

仙台市のAさん(60代)旧統一教会の元信者です。30代の時、母が病で急死し気持ちが沈んでいた時勧誘されたのが、入信のきっかけでした。

Aさん:
「あの世で幸せになっていますか?お母さんを救いたいですか?と。気持ちが弱くなっている時に引っかかった」

入信後、「教団に財を積めば先祖は報われる」という教えを信じ込み、関連企業が作る宝石や人参茶、化粧品などを法外な値段で次々と購入させられたといいます。いわゆる霊感商法です。
