昨夜、山形県大江町では、100年続く伝統の花火大会が開かれ、4000発の花火が水害で被害を受けた地域を明るく照らしました。
山形県大江町の花火大会は、今年100周年を数える、県内で最も歴史が古いとされる花火大会です。
3日の大雨で、会場の最上川沿いは土砂であふれましたが、今年は3年ぶりとなる観客を招いての開催。
先週、急ピッチで土砂の撤去が進められ、きのう会場には、3年ぶりに観覧席と屋台が並びました。
家族連れ
「楽しみです」
「水害があって心配でしたが開催されたことがすごく嬉しい」
露店出店者
「今まで休んで、やっと3年振りですね。今ほっとして商売をさせていただいています」
家が浸水被害を受けた住民も、開催を心待ちにしていました。
駒林俊一さん
「今年は記念だから。100回(周年)の記念だから。今年は絶対に見るぞと」
駒林俊一さんです。
駒林俊一さん
「(水が)あがった次の日から扇風機回しっぱなし」
駒林さんの家は、2年前の水害でも浸水。
祖父の代から100年以上住み継がれてきましたが、今回の水害で、この土地を離れることを考えていると言います。
駒林俊一さん
「精神的なダメージが大きく元に戻るには時間がかかるかなと。でも花火を見ることによって我々も力がつく」
そして、打ち上げ時間の午後7時。
駒林俊一さん
「どちらかと言えば(家は)移転に気持ちはいっている。でも花火が見れてよかった。明日からがんばれる。下だけ向いていたのではしょうがない」
訪れた人
「きれいでした」
「きょうは最高だった」
被災地の夜空を彩った大輪の花火。多くの人が元気をもらっていたようです。
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