服着たまま溺れたら“浮いて待つ” 「声を出す」「手をあげる」はNG
溺れてしまった場合、どうしたらよいのでしょうか。

日本赤十字社によると、「服を着たまま泳ぐとすぐに疲労がたまり危険性が高くなる。まずは落ち着いて浮いて、救助を待つことが基本」だということです。
▼目線は真上
▼大きく息を吸う
▼靴は脱がない(靴には浮力がある)
▼力を抜いて手足を大の字
鼻や口を水面から出して呼吸できる状態で助けを待つことがポイントです。
また、
▼声を出す(肺の中の空気が出て沈む)
▼手をあげる
といった行動は「NG」だということです。
なぜ、「手をあげる」行為がNGなのでしょうか。

真水と人間の比重は基本的に1対0.98で、体の2%だけが浮くということになります。両手をあげてしまうと手の部分が浮く2%になり、頭が沈み息ができなくなってしまうということです。