券売機の管理・販売会社も対応に奔走「目が回るぐらい」

新札に変わるのは20年ぶり―。20年前はいまほど券売機も普及しておらず、ここまで騒がれることもありませんでした。ただ、今回は違うようです。

中四国で400の券売機を管理・販売している和広商会。日々、対応に追われています。

和広商会 久保秀範 店長
「いまはすごく電話対応に追われて『新札対応どうなるん?』『うちの券売機、どうなるん?』といわれます。日中は目が回るくらい動きよります。修理組はもう毎日のように新札対応とか、物価の高騰もあって価格変更・メニュー変更・メニュー追加。それもずっとこなしながら新札対応まで、すごい勢いで入ってきたので」

新紙幣に対応するためには、新紙幣対応の部品への交換、古い機械であれば買い替えしかないといいますが…

和広商会 久保秀範 店長
「(部品の)出荷が追いついていないですね。部品でさえそうなので、新品の券売機に関してはもっともっと追いついてない」

通常は2~3週間で入ってきますが、早いもので3か月、もっとかかる場合もあるといいます。

和広商会 久保秀範 店長
「長いものはもう、いつ入ってくるか分からない状況なので、お客さんにも納期回答ができない。『いつ入るか分からないけど注文は早くください』と言うしかない状況」