まもなく迎える新年。2026年をいい年にしたいと初詣に出掛ける計画を立てている人も多いのではないでしょうか。ところがいざ神社へ出掛けても、たくさんの参拝客の波に飲まれ、正しいお参りの方法までは気が回らず…そんなことにならないようにはどうしたら?そして、広島県の世界遺産・嚴島神社では、地元民も意外と知らないある珍しいお作法があるといいます。
鳥居と参道は「神様の通り道」を避ける
神社を訪れると最初に見えてくる鳥居。第一関門はこの鳥居をどのようにしてくぐるかが大切だといいます。一般的な初詣のマナーについて、広島護国神社の権宮司・松下和正さんに聞きました。
「鳥居が見えてきたら、まず立ち止まって、お辞儀をしてから参道に入っていただくのが本来です。真ん中は神様の通り道ともいいます。鳥居の手前から、端に寄って歩くのが望ましいです。しかし、混雑している中ではそうもいかないと思います」

およそ60万人と、2026年も広島県でナンバーワンの初詣客を見込んでいる広島護国神社。特に正月三が日は時間帯によって真ん中を避けようにも身動きが取れない可能性が高そうです。
「もちろん、安全のためにも無理に真ん中を避けるのは禁物です。どうしても真ん中を通るしかない場合は、神様に心の中で頭を下げるなど、神様への敬意を忘れずにいれば安心できると思います」














