7月3日に発行が始まる新紙幣。しかし、その対応をめぐって、広島名物「汁なし担々麺」の店主は悩みを抱えています。
周りにオフィスも多く、ランチタイムは特に大忙しの人気店。経営に欠かせないのが、そう食券の券売機。いまの券売機では新紙幣に対応できません。部品交換か買い換えの必要がありますが…

汁なし担々麺専門店「楽」小網町店 荒木彰之 店長
「7月になって新札が出回る速度が分からないので、浸透するまでは現券売機で粘ろうかなと新札を持ってこられたら。(どう対応?)旧千円札をたくさん用意して対応しようかなと」
新紙幣の千円札を持ってきたお客さんには、その場で現在の千円札に交換して、発券機を利用してもらおうというのです。
荒木店長
「何のために券売機を置いているかというと、1人でやっているので、レジ時間を節約するためお客さまの両替であまりにも時間を取られると何の意味もない」

そこまでして発券機を変更しない理由が…
荒木店長
「けっこうな値段がするので…。機械自体がこのタイプですと70~80万円。(物価高も?)去年5月から思い切って値上げをしたが、まだ食材も上がっているものがあるので、そこにきての新札…。ぼくらからしたら参ったなと」