愛妻弁当を食べる休憩時間「食べてる途中に出動がかかっちゃう」

 午後0時15分、つかの間の休憩時間です。赤松さんの手元にあるのは手作りのお弁当。

 (尼崎市北消防署・救急隊員 赤松佳樹さん)
 「嫁さんが作ってくれました。愛妻弁当ですね」

 今年5月に結婚したばかり。毎日、愛妻弁当に癒されているそうです。でも落ち着いて食べられることも少ないようです。

 (尼崎市北消防署・救急隊員 赤松佳樹さん)
 「食べてる途中に出動がかかっちゃうんで、基本的にゆっくり食べていないですね。流し込んでいます」
 そう言った直後にまた出動の指令が。急いで現場へ向かいました。

 今年は猛暑による熱中症や新型コロナウイルスの発熱事案が多く、尼崎市の救急出動件数は過去最多を更新するペースです。

 (尼崎市北消防署・救急隊員 赤松佳樹さん)
 「ベッドの数が足りていなくて受け入れできないケースが多くて、もちろん尼崎市外の神戸とかにも行ったりしますし。神戸で決まったら(患者さんにとって)ラッキーやったなという感じ」