過呼吸の女性…悩みに寄り添い話を聞く

(田中さん)「今も頭痛いですか?」
(女性)「痛い」
(田中さん)「どの辺が痛いです?」
(女性)「ここからここ。手がしびれている」
(田中さん)「息を早くするとしびれてきますから。とりあえず息を整えたら、このしびれは改善しますからね」
話を聞いていくと、その原因は夫の介護にあるようです。ここで田中さん、女性の悩みにも寄り添います。
(田中さん)「旦那さんなんですけどね、認知症も強いって言っていましたよね」
(女性)「デイサービス行く日に『俺がおったらあかんのや』って。なんぼ話してもわかってもらえない。救急隊の人がいたら落ち着くんです。精神的なものやと思うんですけど」
少しずつ症状も緩和していきました。しっかりと話を聞くことは救急救命士の重要な仕事の1つです。
(尼崎市北消防署・救急担当係長 田中正俊さん)
「本人さんにとって楽になっていただきたいので、お話を伺いながら搬送させていただいた」














