幼子をどう守るか…防災士に聞いてみた

幼い我が子を守るため重要なのは普段からの備え。いざという時のためどのような準備をすればいいのでしょうか

かなざわコミュニティ防災士・竹田雅子さん「この首の後ろ、ここに太い血管が流れているので、ここを守るイメージで。お母さんが子どもをお腹の所に入れてこんな姿勢で守ってあげて下さい」

5月、金沢で開かれたのは乳幼児がいる家庭の防災を学ぶセミナー。生まれて間もない赤ちゃんを育てる親など9人が参加しました。

生後3ヵ月の子どもの母親「1月1日の時点ではまだお腹の中にいたけど、備蓄も全然、大人用のものすらなかった状態なので、今子どもが生まれて備えた方がいいものっていっぱいありすぎて、何から手をつけたらいいのか」
生後11ヵ月の子どもの母親「家の中は防災の対策していなくて、皿が割れていたりとか結構危険な状態で結局県庁に避難したけど、もう少し備えておけば良かったなと思った」

防災士・竹田雅子さん「①災害を避ける②災害に耐える③災害から逃げる、この順番で日頃から考えておくと、何から備えていけばいいかというのが分かる」

防災士の竹田雅子さんが重要だと呼びかける3つのポイントです。

■「災害を避ける」ため、自治体のハザードマップを確認することや、自宅周辺の危険な場所を普段の散歩で見ておくこと。

■「災害に耐える」ため、家具が倒れないよう補強しておくことや普段から片付け・断捨離を心がけること。

■「災害から逃げる」ため、オムツ・ミルクの備蓄や、防災バッグの準備など日頃から考え、備えておくこと。

防災士・竹田雅子さん「準備しておく、備えておく、安全を確保するというのは何もない時からやっておかないと、起きた時は下敷きになっちゃったりとか水の中にといったことになってしまうので、日頃から考えておいていただきたい」