打楽器奏者としてドイツで40年も活躍する小川留美さんに、『劇場にて ― 舞踊家 金森穣と新潟』を見てもらいました。

「日本で唯一の『公共施設専属の舞踊団』ってすごい。そんなのが日本でできるようになったんだと思いました。それを納得して新潟市がお金を出してくれるというのもすごいですね」

『ワールドメディアフェスティバル』の授賞式に臨んだ今回のドイツ訪問では、ドキュメンタリーの主人公・金森穣さんとの接点を持つ日本人にも会うことができました。ハンブルクバレエ団のプリンシパル=最上位ダンサーの菅井円加さんです。
ハンブルクバレエ団の長い歴史の中で菅井さんは、2019年に日本人として初めてプリンシパルに上り詰めました。

「ノイズムを牽引する2人・金森穣さんと井関佐和子さんと2年前に“競演”する場がありまして…。話をしていても自然と引き寄せられる。勝手にあこがれているだけなんですけど」