今年の近畿の梅雨入りはいつになる?そもそも梅雨入りはどうやって決められている?6月7日、気象予報士の広瀬駿さんに聞きました。広瀬さんは「今年は異常な梅雨になりそう」という見解を示した上で、大雨に警戒を呼びかけています。
平年は6月6日ごろ 近畿の梅雨入り時期
広瀬駿さん:はじめに、近畿の梅雨入りはいつになるのか。過去のデータを振り返えると、平年、近畿の梅雨入りは6月6日ごろです。ただ、平年の日に「梅雨入り」と発表されることは稀で、去年は5月29日ごろでした。また、2019年は6月27日ごろと、かなり遅れた年もありました。
―――そもそも梅雨入りは、どのように決められているのでしょうか?
実は、気象庁の人が「曇りや雨が続きそうだな…」と思ったらです。梅雨というのが、曇り・雨の降る日が多くなったらその期間を梅雨というふうに定義されているだけなんです。
―――梅雨入りはなぜ発表するのでしょうか?
近年、発表の意味合いが変わってきています。毎年のように甚大な災害が発生するようになったため、最近は、「大雨に備えてくださいね」という防災上のメッセージが意味合いに込められてきています。