能登の住民たちの心の拠り所となっている伝統的な「祭り」の維持へ、馳浩知事は、石川県独自の支援制度を新たに設け、地域コミュニティーの再生を後押しする考えを示しました。

元日の地震の影響で、毎年5月に行われている七尾市の青柏祭では、巨大な山車「でか山」がまちを練り歩く曳山行事が中止を余儀なくされました。さらに夏に向けては、地域ごとの伝統的なキリコ祭りがシーズンを迎えますが、開催に向けた課題は山積しています。

5日の石川県議会の一般質問で馳知事は、祭りの再開に向けた意向を市と町に確認したところ、「今は考えられる状況ではない」との声が大半だったと説明した上で、県独自の支援制度を活用し、財政的支援をはかっていく考えを示しました。