「サッカー習わせるなんて、ぜいたく品だから」支援団体に届いた声

貧困などでサッカーが続けられない子ども達を支援する団体、「認定NPO ラブフットボールジャパン」。サッカー用具や5~10万円の奨励金を贈っています。団体には、子どもにサッカーを続けさせたいと願う親から、支援を求める声が届きます。

<団体に届いた声>

「子どもが10才前後で夢を諦めてしまうのは、とてもつらいです」

「親の食費を削ることしかできません。私がおかずを食べていないと、長男は、わけてくれようとするので、同じ時間に食べるのをやめました。そこまでしても続けさせてあげたいです」

「『シングルマザーで収入ないくせに、サッカー習わせるなんて、ぜいたく品だから』と言われたことに、とても傷ついています」

しかし、全ての家庭に支援を届けるのは難しい状況だと言います。

認定NPO ラブフットボールジャパン 加藤遼也 代表
「この活動を始めたのは、2021年で1年目は102人。今年初めて400人を超えた。3年間で4倍に増えている。世帯の苦しさと、サッカー自体にお金がかかるようになってしまった。

活動の原資は主に寄付。今年で言うと408人の申請があって、給付できたのは100人ぐらい。残りの300人には希望する支援を届けられなかった」