「1人には好意があった もう1人は…」

<検察官>
「なぜ、この2人の女性を狙ったのか」
<元警察官の男>
「1人には好意があった。もう1人は犯行がしやすい状況にあった」

<検察官>
「犯行がしやすければ、誰でもよかったのか」
<元警察官の男>
「違うと思う。(好意がなかった)もう1人の方についても、容姿が整っているというか、そういう女性だったので対象にした」

<検察官>
「犯行を通してストレスは発散できたか」
<元警察官の男>
「できなかったが、私の中でもどんどん行動がエスカレートしていった」

<検察官>
「誰だってストレスはあるが、犯行に手を染めないのではないか」
<元警察官の男>
「私自身もそういう職務についていたので、犯罪を犯すということがどういうことか分かっていたが、被疑者を扱う中で、そういうことをしてはいけないという気持ちが裏返ってこういう行動に移ってしまった」

警察官がなぜ、犯罪に手を染めたのか。裁判官から追及が続いた。