駅の2階にある展示スペースに、どうやって車を運び入れるのか―。
自動車メーカーのスズキ(本社・浜松市)は、小型自動車の新型「クロスビー」の車両をJR浜松駅の新幹線改札内コンコースにある同社の展示スペースに車を搬入する様子を撮影した動画を公式YouTubeページで初めて公開しました【動画】

JR浜松駅の新幹線改札内コンコースには、地元企業の紹介スペースが常設されていて、スズキでは現在、電気自動車の「eビターラ」など車両2台を展示しています。

10月21日に公開された動画では、新幹線の運行が終わった深夜、トラックに載せられた「クロスビー」が浜松駅南口に到着し、新幹線側の出入り口から駅の構内に入ると、在来線改札口を経て、2階にある展示スペースまで運び込まれるまでの約3時間にわたる作業の様子が約7分の動画で紹介されています。

中でも、出入り口や改札口など幅ギリギリの場所では、スタッフ数人が調整しながら、ゆっくりと車体を押す様子が、改札口から2階コンコースまで運び上げるシーンでは、改札前の階段に特別にスロープを設け、そこを車が上がっていく様子が映し出されています。

JR浜松駅新幹線改札内コンコースに展示された新型「クロスビー」

これまで車の搬入シーンは公開されたことはなく、担当者は「駅を使うユーザーから『どうやって入れているのか』といった質問が多かったので今回公開を決めた。普段見ることのできない作業だけに多くの方にご覧いただければ」としています。