裁判所は安全上の懸念を理由にメディアを別室に移動 音声のみの傍聴

ーーー今回の出廷のとき、通常なら報道陣は法廷の中に入れるのですが、裁判所側は開始30分前に安全上の懸念があり対応できないとして、集まったメディアは隣の法廷に移動させられ音声のみの傍聴に。これについて村尾弁護士は『審理の公開は被告側を守る権利で、法廷の秩序を乱さないために裁判官の裁量で決定したのではないか』ということですが、どういうことでしょうか?

(村尾弁護士)「多くの報道陣が詰めかけて、なかなか法廷内の秩序というか、静謐な中で審理をするというのが難しいだろうと。あとは警備上の都合でと裁判官がおっしゃっていたということですけれども、最終的に公開の法廷というギリギリのところを守りながら報道陣だけはちょっと横のところで音声でお願いしますと裁量で決めたんだと思います」

ーーー今後はどうなる?

(村尾弁護士)「次回以降も同じような形になるのか、もしくは事前に報道陣の数を制限するとか、そういう形でアナウンスするのかちょっとわからないですけれども。やはり異例の注目を集める事件ですので、裁判所側もかなりイレギュラーな対応を余儀なくされているのかなというふうに思います」