「自分は普通ではない」思い悩む日々

諫早市で生まれ育った岩永さん。両親ともに脳性まひがあり、足が不自由で車椅子生活だったことから、家事など身の周りのできることは幼い頃から当たり前のこととしてやってきました。

岩永さん:
「自分のことは割かし全部自分でやってたような記憶が僕はあるので」

しかし、思春期になると、「自分は普通ではない」と悩むようになりました。

岩永さん:
「(中学でバスケの)部活始めたんですね。洗濯物がすぐたまるんですけど、洗濯物も間に合わないし…『とりあえず洗っとけばいいかな』ぐらいのつもりでやって生乾きのまま着て行って『臭い』っていう感じだったんですよね。
(周りから)『臭う』とかですね、言われたことがあったりとか。そういった小さなことが重なって“自分が普通じゃない”っていうので自信が持てなくなって。なかなか、うまく抜け出せなかったですね。そこは」

中学1年の夏休み明けから不登校に。その後、友人のお陰で徐々に登校できるようになったものの、自分に自信が持てないままでした。

ブレイキンとの出会いは高校二年の時。友人に誘われたのがきっかけでした。