特集はその距離約1400キロ、遠く離れた2つの市の「絆」を紹介します。それが福島県郡山市と福岡県久留米市です。この2つの市にはある共通点があるんです。それが方言です。郡山市で使われるという方言、みなさんは聞いたことがありますか?

「んだばい」

諸説ありますが、久留米の方言の名残ではないかという説がありました。というのも、郡山市と久留米市は40年前から姉妹都市であり、100年以上からは深~い関係があったんです。

郡山と久留米。今回はこの2つの市の隠されたつながりについて、地元では「ばい」を日常的に使うという福岡県久留米市出身の浦部智弘アナウンサーが迫りました。

福岡・久留米市出身の浦部智弘アナ


TUF入社2年目、福岡県久留米市出身で福島に来て1年半という浦部アナウンサーは、ずっと気になっていたことがありました。

浦部アナ「郡山市にも久留米って地名があるんだ。あっ水天宮って地元にもあるぞ!」

柗井綾乃アナウンサー「福島って方言でばいって使うらしいよ!」

浦部アナ「そうなんですか!これは!調査に行かやんばい!」



福岡県久留米市から郡山市久留米までその距離およそ1400キロ!果たして今でも九州の名残はあるのか!?

浦部アナ「ということで郡山駅にやってきました。今でも久留米の名残である『ばい』が使われているか調査していきます」

浦部アナ「『ばい』って使ったことや聞いたことありますか?」
郡山市の10代男性「ありますね」
浦部アナ「自分たちは使っていますか」
郡山市の10代男性「使ってないですね」

浦部アナ「『ばい』って聞いたことありますか?」
郡山市の70代女性「はいあります」
浦部アナ「どんな時に使いますか?」
70代女性「普通の会話で『そうだばい、ほうだばい、んだばい』っていう確認の意味かもしれませんね」

中にはこんなかわいい回答もありました!

浦部アナ「どんな時に使いますか?」
郡山市の子ども「みんなにバイバイするとき」
母「あっ、そっちの『ばい』(笑)」

郡山市の反応は


50人以上の人に聞いた結果は……。

浦部アナ「調査の結果、圧倒的にばいを使ったことあるもしくは聞いたことある人が多かったです」

「ばい」は今でも広い世代に浸透しているという結果になりました。遠く離れた福島で、故郷を感じる言葉に、私も温かい気持ちになりました。

しかし!

実は郡山の「ばい」のルーツを調べると、意外なことがわかりました。