湯布院の新たな名物に

湯布院産サーモンの認知度は高まりつつあります。JR由布院駅前に去年5月にオープンした飲食店「ゆるりん」では、メニューの主役に置き、国内外から訪れる観光客に提供しています。

ゆるりん 立川智大オーナー:
「湯布院の食材を使ったもので商売を始めたくて、韓国や中国でもサーモンが好きな人がすごく多いので、湯布院でも絶対に流行ると思った。認知度はちょっとずつですが、上がっていると思う」

サーモン丼

おすすめは養魚場から直送される朝締めのサーモンを使用した「サーモン丼」(1500円)。客の半数以上が注文するという人気メニューです。

井口記者:
「脂の乗りがちょうどいいですね。淡水魚の臭みは感じられません。子どもも食べやすいと思う」

サーモンレアカツ

ゆるりん 立川智大オーナー
「養魚場から直で朝届けてもらい、そこでさばくので一番の魅力は新鮮さ。サーモンを苦手な方でも食べられると言っていただける方が多い」

一方、半年ほど前から取り扱いを始めたトキハインダストリーでも徐々に認知度が高まっているといいます。ここでも魅力は「鮮度」。サーモンの活き締めは珍しいそうです。

トキハインダストリーあけのアクロスタウン店 阿部武司チーフ:
「鮮度が一番ですのでコリコリとした食感が売りとなっています。なかなか活き締めのサーモンというのは入らないのでリピーターもどんどん増えている状態」

湯布院の豊かな恵みで育まれたご当地サーモン。輸入が主流のサーモン市場で鮮度を最大の武器として着実に需要を増やしています。