「かなり難しい」ミスしたら線路悪く…神経すり減らす作業
「間隔が少しでもずれると、どちらかに寄ってしまったりするので、締め固めが甘くなる。全て同じ圧で締め固めたいので、綺麗な間隔で爪を落とすのは難しい」
ともすれば枕木の破壊にも繋がりかねない、神経をすり減らす作業です。
(JR四国社員)
「かなり難しい。少しでもミスをしたら、線路を悪くしてしまう可能性があるので」
機械での補修ができない踏み切りや橋、電気設備などは避けなければならず、作業は、車両の前後に設けられた運転台と操作台が緊密に連携しながら、慎重に進められます。
この夜、およそ2時間半を掛けて、1.5キロの区間で保線作業が行われました。
「線路は昔から『生き物』と言われる。全然自分たちの思っていることと違う動きをする」
―――慣れている保線専門の人でも読み切れないことがある?
「あります、あります」
「線路が静かになったねとか言われると、やはりやりがいを感じる」