アイデンティティはどこに・・・結婚後に名字を選べる社会を
名字を変える苦悩を知った夫の野田さんは“仕事や実務の問題だけじゃない”と話します。

野田真外さん
「わがままだと思われているわけですよね」
水谷さるころさん
「女性のわがまま」

野田真外さん
「感情じゃなくて、人権の問題だという話が全然ピックアップされなくて。本当に名前が変わるということが、どれだけ精神的に負担になるかとか、アイデンティティはどこに行っちゃうんだって話じゃないですか」

ただ、「事実婚」状態での夫婦別姓には問題も…
38歳の高齢出産だった水谷さん。婚姻届を出さないまま出産すると、子どもの親権は水谷さんだけにしかなく、万が一、出産で亡くなった場合、親権を持つ人がいなくなることから、一時的にだけ法的に結婚したといいます。
それぞれの人生に合った選択ができるために望んでいることは…

水谷さるころさん
「やっぱり選択的夫婦別姓の制度があれば、選択肢として利用しやすいし、早く法制化してほしい」