イランの核開発をめぐる国連の制裁が再び発動しました。イラン側は「欧米は対立の道を選んだ」と反発しています。
イランに対する国連の制裁が日本時間けさ再び発動し、これにより核開発や武器の取り引きなどが制限されることになりました。
制裁の再発動をめぐっては、先月、イギリスなどが「イランが核合意に違反している」として、制裁を復活させる手続きを開始しました。そして、今月26日には国連安保理で制裁の解除を継続する決議案が採決されたものの否決されていました。
制裁の再発動を受け、アメリカのルビオ国務長官は声明を発表し、「イランの核兵器などの脅威に対応するものだ」と強調。そのうえで、「トランプ大統領は外交交渉は選択肢として残っていると明確にしてきた」とし、直接協議を要求しました。
また、イギリス・フランス・ドイツの外相も共同声明を発表し、イランと全ての国に国連安保理決議の履行を順守するよう求めました。
一方、イランのアラグチ外相は「欧州3か国とアメリカは対立の道を選んだ」と反発。国連のグテーレス事務総長に対し、制裁の復活を阻止するよう強く求めています。
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