後日、キムさんから送られてきた写真には…

脱北者のキムさん。

2時間にわたるインタビュー中、私に対する警戒をひとときも解かなかったように思います。

キムさん
「もう終わりにしませんか?」

最後は私の目を全く見なくなりました。机の下ではスマートフォンをしきりにいじっていました。

キムさんが北朝鮮を出てまもなく1年。

家を出たら周囲を100%疑い、他人の事は絶対信じない。キムさんは、北朝鮮社会で生き抜くルールにいまだ縛られているようでした。

後日、キムさんからスタッフのもとに一枚の写真が送られてきました。

脱北後、韓国で生まれた長男です。

家族の話題を避けてきたキムさん。

何か心境の変化があったのでしょうか。