県都の玄関口の象徴として10階建ての駅ビルとなった青森駅。

開業したのは明治中期、1891年でした。駅舎は青森駅の発展とともに設備が増強され、1906年に2代目に、1935年に3代目に生まれ変わりました。


3代目駅舎は青森空襲も被災せずに、戦後復興の大きな支えとなったあと、1959年にその役割を4代目へ譲ります。


高度経済成長期を突き進んだ時代、青森駅は賑わいました。
青森駅は、青函連絡船に乗って北海道・函館から渡ってきた人たちが行き交い、ホームは正月やお盆になるとものすごい混みよう。



北の玄関口として大きな役割を役割を果たしました。その4代目駅舎は青函連絡船の廃止を始め時代の移り変わりを見つめながら昭和・平成・令和と3つの時代を乗り越え、2021年に歴史に幕を下ろしました。


駅舎の建て替えにあわせて、JRは県・市・商工会議所の4つの団体とあわせて駅周辺の新たな賑わい作りに取り組んできました。
26日に、駅ビルがオープンしたことで今後は、各団体で連携しながらイベントなどを行い、さらなる魅力づくりをはかることになります。

青森県・宮下宗一郎知事
「青森県の明るい未来を示してくれるようなデザイン性のある駅になっています。これから多くの皆さんがここで交流し、そのことによってにぎわいが創出されることに期待をしています」

青森駅東口ビルは、7月11日に4階から10階に入るウエルネスホテル「ReLabo」が開業しグランドオープンする予定です。