近視の要因は? 新型コロナウイルス禍の影響も…
近くのものは見えるが遠くのものはぼやけて見づらいという『近視』。
要因の1つは「遺伝」です。
両親が近視の子どもは、そうでない子どもに比べた場合、7~8倍で近視になりやすいということです。
そして、もう一つの要因は「環境」。
【はにゅうクリニック 眼科医 羽入貴子副院長】
「近くを見るライフスタイルが増えていることと、屋外で遊ぶ時間が減っていることが、近視の進行と関係がある」

NTTドコモのモバイル社会研究所の2023年の調査では、小学6年生の65%がスマートフォンを所有していると回答。さらに学校では、タブレットを使った授業も導入されています。
近くでものを見る時間が長いと、目のピントを合わせる筋肉に負担がかかり、近視の進行につながりやすいということです。
【はにゅうクリニック 眼科医 羽入貴子副院長】
「タブレットを使うときには、理想を言えばなるべく大きな画面のものを使った方が良いです。近い画面を30分見たら少し遠くを見るという“休憩の時間”を作ってまた近くを見るようにすれば良い」
また新型コロナウイルス禍で“外出の機会”が減ったことも、近視の子どもが増えている要因の一つだというのです。