一時は回復し学校にも復帰 大好きなドッジボール大会にも参加

 陽音くんはすぐに放射線治療を始めました。

 (亜紀さん)「頭の中に“できもの”ができたからと(陽音くんに)伝えて、その“できもの”に『デビルっていう名前をつけて、やっつけよう』となって。放射線治療が終わってMRIの結果が出たあとに、『デビル、小さくなってた?』って必ず聞いてきました」

 放射線が効き、病状は一時回復し、歩けるようにもなっていました。学校にも復帰。クラスメイトに温かく迎えられました。病気がわかって半年後の7月には、大好きなドッジボール大会にも参加できました。試合に負けて悔し涙を流した陽音くん。亜紀さんは、治療中も成長している我が子の姿を実感したそうです。