ソファーと一人掛け どちらが「上座」?
もう一つ、知っておくと便利な「上座」についてご紹介しましょう。
応接室などの「上座」は目上の人やお客様などが座る席のことで、基本的には出入口から一番遠い席とされています。一方「下座」は、上座に座る人をおもてなしする人が座る席です。出入口から一番近い席が下座になることが一般的です。
また部屋にある椅子では、「一人掛けよりソファーのほうが格上」となることを知っておくと便利ですね。サムネイル(表紙)の画像にある数字は、応接室で「目上の方から座る順番」を表しています。一番目上の方は、ソファーの真ん中でなく一番奥になります。
また、【画像⑫】で紹介しているように、車の中の座る位置にも順番があります。「助手席」と「後ろの3人掛けの真ん中席」、どちらが「上」か、皆さん御存知でしたか?
ちなみに【画像⑫】は、「タクシーのように運転手がいる場合」の順序です。「社内の人間が運転し、社内の人間だけで乗る場合」は、スペースが広い「助手席」が上座になります。
なお、「お客様が着物の場合」や、「足が悪い時」など特別な事情があるときは、お客様が一番座りたい場所に座っていただくこともあります。その場合は「恐れ入りますが…」と先方の希望する場所をさりげなく聞いて対応するといいでしょう。
社内でこういった順番を知っておくと、来客時や車に乗るときに、スムーズにお客様をご案内できますね。

主なビジネスマナーをご紹介しました。皆さんどのくらい覚えていましたか?
さて、この日研修を受けたフレッシュな皆さん、しっかりと学んだことを生かして社会人生活を充実させてくださいね。














