新技術『IOWN』でその場にいるような感覚
来年の万博ではどんな未来の技術が見られるのでしょうか?
(辻ゆかり所長)「『IOWN』という将来ネットワークを今度の万博で出させていただきます。ワイヤレステレホンからスマートフォンにこんな形で発展したように、社会情報インフラになることを願っているところです」
IOWNはこれまでにない超高速大容量の通信が可能になるシステムです。
この技術を使い、万博では遠く離れた場所でのパフォーマンスを、パビリオン内に3次元映像で映し出すことで、あたかもその場所にいるような感覚になるというのです。
(NTT大阪・関西万博担当 飯村栄彦さん)「3D空間そのものがやってくるので、まるで横に一緒にいるかのような感覚っていうのが生まれる。一緒に座ってると、(机を)どんどんとすると(振動を)感じますよね?離れていても匂いですとか雰囲気を感じる。そんな五感すらも届けるような世界をパビリオンでお届けできたらなと」
さらに、AI(人工知能)の技術で、趣味や性格などの情報をアバター(分身)に学習させることで、もう一人の自分を作り上げていきます。
将来的には、もう一人の自分が意思を持ち、独自のコミュニケーションを始めていくことを想定しています。
(飯村栄彦さん)「バーチャルの空間の中で、誰がそこで生活をして行動するのかというと、私の代わりのアナザーミー。生活空間の広がりみたいなものがうまれるんじゃないかなと」