八井貴啓社長
「これは本当にデカいんでなかなかもう本当に出すのが大変で…」


倒壊した工房から掘り出した大きな桶。夏の強い日差しの下で漆を精製する「天日黒目作業」に使う桶です。この桶の中で職人たちが生漆を何度もかき混ぜながら水分を飛ばし、塗りの工程に欠かせない漆を作ってきました。

八井貴啓社長
「今もう作れないんですねこの桶が。これが一番重要な仕事の道具の一つなんで、本当にうれしかったですね。親父もこれをなんとか救い出せ救い出せと…やんややんやと言われてたんですけど、本当に2つとも無事に出てきたのでうれしいです。」


「本当に折角これだけ立派な仮設工房を作っていただいたんで、前の工房より小さいんですけど、前の工房に負けないくらい良い作品を作っていきたいです」