残った疑問 米メディア今後の追及は?

小川キャスター:
今後、アメリカのメディアはさらに追及していく構えなのでしょうか?

藤森キャスター:
もちろん水原氏の周辺情報、近況も含めた情報を求めに動くことは考えられますし、今後、新たに大谷選手サイドからの発表があるかもしれません。それは大々的に報じられることになると思います。

あとは、水原氏と最初の代理人とのやり取りの中身について関係者からの情報などが漏れ広がったりする可能性もなくもないのかなと。そうなると一斉に報道されるのではないかということは憶測ですけど考えることはできると思います。

ただ、会見に臨んだ大谷選手をファンもおおむね評価しているということで、26日の試合での歓声は前の日より大きく聞こえました。

試合で大谷選手の顔の近くにボールが飛んできてのけぞるようなシーンがありましたけど、そのときのスタジアム全体からのブーイングは愛を込めたメッセージのようにも聞こえました。

藻谷浩介さん(日本総合研究所 主席研究員):
ひとつ語られてないこととして、おそらくアメリカ人と日本人では見ている感覚が違うと感じます。アメリカ人は、よほどの大富豪は違うかもしれませんが「お金の管理は自分がやるべきだ」という庶民感覚を持っています。

6億円とは言わないけれども6万円でも人の口座にというのは「だらしないよね、大谷さん」という感覚をアメリカ人は多分持つ。逆に日本人はお金のことについてああだこうだ言うことはみっともないという感覚を持っている。

だから、疑問を持っている人は早く嫌疑を晴らすべきだと思って言っていると思うけれども、アメリカ人は逆にだらしないのは良くないと思っている。やがてはっきりすると思いますが、大谷さんにはお金にそんなにかかわらずに野球に専念するという日本的な感覚を持って頑張ってほしい。そこまでアメリカに従う必要はないと思います。ドジャースが面倒をみて、お金を気にせず残りのシーズンを頑張ってほしいですよね。

小川キャスター:
ずっと近くにいた水原さんがいなくなってしまうことの影響は、計り知れないものがありますよね。

小島克典さん:
大谷選手、2024年はピッチャーのリハビリなんですね。1回目のリハビリプログラムを近くで見ていた水原さんがいなくなるのは、すごく大きなマイナスだと思いますので心配しています。